ジャマイカ トークオーバー
- 2012.02.22 Wednesday
- 00:43
都市部で生まれる大衆音楽は20世紀に世界中で飛躍的に進化したのですが、その中でもジャマイカで20世紀後半におこったポピュラーミュージックの多種多様なイノベーションは間違いなく特筆すべきものだということは多くの人も同意することだと思います。DUBやバージョン活用、バンドを使わない演奏スタイルなどもちろんいろいろあるのですが、音楽業界の競争が激しいジャマイカにおいて、基本的にはその激しい流行の変化により早く安くそしてよりセンス良く対応するために生みだされたものだと思います。

DJスタイルあるいはトークオーバースタイルというのもジャマイカ生まれと思って良いのではないかと思います。もちろん世界中にしゃべりの芸能はあるので、そう単純にジャマイカで生まれた、というのもなんなのですが、人口当たりの録音されたDJスタイルの曲の数という意味でいけばたぶん世界一だと思います。
歌とちがって、ある意味冷静にクールに表現することもできるのがしゃべりスタイルでもあるので、歌では少ないような生活苦などを表現したサファラーチューンなどにも雰囲気的に合うのではないかと思います。もちろんノリノリでイケイケのDJスタイルも一方であるのですが。
これは自分がもっとも大切にしているレコードの一つで、ジャマイカで最初に出されたDJスタイルのレコードであると、今までの知見から勝手に自分が結論づけた曲です。もちろん間違っているかもしれませんし、別の考えかたも十二分にあると思います。
アメリカのR&Bに元となったと思われる曲があるにはあるのですが、ジャマイカでも日常おこりうる警察に世話になる話です。明らかに観光客目当ての青い空と白いビーチと咲き乱れる色とりどりの花や鳥といった曲ではないことが分かり、ジャマイカ人のしかも一般階級の人の好む内容に間違いないはずです。


